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2回目の中国赴任となった駐在員の生活情報や建築情報などを発信していきます。

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一級建築士(製図)の勉強方法 〜製図が3時間切らなくても大丈夫〜

一級建築士製図試験が刻々と近づいてきました。
受験するみなさんは焦りを感じてきているころではないでしょうか?

特に初受験の方々は、やっと製図の書き方に慣れてきたものの、まだまだ制限時間をオーバーしている状況かと思います。
ぼくは昨年の9月下旬頃の製図スピードは、4〜5時間/枚くらいかかっていました。

 

一般的に一級建築士の製図製図試験の理想の時間配分は以下の通りです。
①エスキス(2時間)
②記述(1時間)
③製図(3時間)
④見直し・修正(30分)

 

ぼくは製図を書くことが遅くて、3時間を目指して練習していましたが、時間を意識して早く書こうと試してみると、柱のスパンがずれていて書き直し•••など何度もミスを繰り返して、結局早く書くことを諦めました。
最終的に3時間どころか3時間30分も切ることができずに試験に臨みました。
そんな製図を書くのが遅い方へ製図試験の勉強方法を書いていきます。

 

 

時間配分を決める

まず自分に合った時間配分を決めることが大切です。
ブログなど見ていると高速エスキスでエスキス1時間、高速製図方法で製図2時間など色々なやり方がアップされていますが、早ければ良いというものでなく、自分に合った時間配分を確立することが大切です。

ぼくが考えた時間配分は下記の通りです。

①エスキス(1時間30分〜2時間)
②記述(40分〜1時間)
③製図(3時間30分〜4時間)
④見直し・修正(0〜10分)

 

エスキスが2時間、記述が1時間を超えると、確実にタイムオーバーする時間配分です。
何度やってもこれより早く書くことは出来ませんでしたが、上手くいけば何とか制限時間内に書き上げられる時間です。

 

エスキスのやり方

エスキスでも細かく時間配分を決めていきます。
時間配分を決めることで、どの部分を時間短縮できるかわかるだけでなく、一つ一つの工程でミスを減らすことができます。
ぼくが作った時間配分は下記の通りです。

 1.読込み・・・・・・・・・・・10分
 2.マーカー・・・・・・・・・ ・5分
 3.敷地面積の確認・・・・・・・5分
 4.面積計算・・・・・・・・・・5分
 5.階割り・・・・・・・・・・  10分 ←主要室のチェック
 6.ミニコマエスキス・・・・・・25分
 7.1/200エスキス・・・・・・・45分
 8.PS、EPS、DSなど配置・・・  5分
 9.窓・扉の配置・・・・・・・・5分
10. 駐車スペースの配置・・・・・5分

 

記述の書き方

記述は過去問と似た問題が出る場合が多いので、過去問の解答例を真似して何度も書きます。
一語一句真似するのではなく、自分の書きやすいように書いて意味が通じるようであれば問題ありません。
また基本的には簡潔に主語、述語がわかるように書くように心がければ、多少ひねった問題でも対応できます。
記述が苦手な人は、書いた文章を家族など別の人に見せて読めるかどうかを見てもらうと良いです。※読んでもらう人は建築の知識がない人でも構いません。

製図の書き方

製図もエスキス同様に細かく時間配分を決めていきます。
ぼくの作った時間配分は下記の通りです。
※練習では一度も3時間30分を切ることができませんでした・・・。

 1.寸法、敷地境界線・・・15分
 2.柱・・・・  ・・・・・・10分
 3.下線・・・・・・・・・15分
 4.窓・・・・・・・・・・10分
 5.壁・・・・・・・・・・10分
 6.階段・EV・・・・・・・10分
 7.トイレ・・・・・・・・10分
 8.PS、EPS、DSなど・・・5分
 9.室名など文字・・・・・45分
10. 外構・・・・・・・・・10分
11.断面図・・・・・・・・40分
12.植栽・・・・・・・・・10分
13.見直し・・・・・・・・20分

合計 3時間30分

 

製図の練習をする時は、必ずこの項目の時間を記入してどこに時間が掛かっているかを都度確認します。
また練習では制限時間を決めずに書き切る時間を把握しておくことが大切です。
必ず自分が完璧だと思うところまで書き切って、その時間を計測してください。
完璧だと思って書き切っても、後で見直すと必ずミスが何個も出てきます。
このミスに気がつければ、本番で同じミスをする可能性を減らすことができます。
ぼくも練習では「主要室の欠損ミス」、「PS、DSの配置ミス」などが何回もミスをすることで、エスキス、製図の時にダブルチェックをするなど対策を講じることができ、ミスを減らすことができました

 

本試験の心構え

本試験の心構えとしては3つあげます。

1.ある程度予想をする
2.大多数の人が選ぶ判断をする
3.時間内に書き上げる

本番は少なからずとも緊張すると思います。
そのためある程度は予想できることは、考えておくと本番でも落ち着くことができると思います。
ぼくの場合は試験前に「プール室は指定がない限り原則2階に設置する」、「コンセプトルームはボルダリング室にする」と決めていました。
当日、プール室は階指定がなかったため2階に配置することができました。
しかし、コンセプトルームのボルダリング室は、まさかの要求室の「キッズ用プレイルーム」にボルダリングが設置されるという被りが発生!
試験問題を読みながら「ボルダリング被る?!」と一人突っ込んでました・・・。
コンセプトルームは2パターン考えておくことをオススメします。

 

また近年では、例年にないパターンが出てくることが多いです。
平成30年度の試験では、問題用紙がA2になっていたり、地盤略断面図が記載されていました。
問題用紙をもらった時点で何だコレって思いましたが、冷静でいることが重要です。
製図試験は40%の合格率なので、大多数(60%以上)の人が選ぶ答えは減点にはなっても、一発不合格にはならないと思います。
その考え方でいくと地盤略断面図で2.2m以下に地下水位が設定されているため、2.2m以下に基礎を入れたくないなと考えることが普通かなと思い、基礎を2mとしました。
結果としては地下水位以下でも合格している方がいるみたいですが、リスクを抑えることができたと思っています。

 

最後に一番重要なことですが、製図は書き上げなければ採点の土俵に乗りません。
ぼくの場合、エスキスの時間配分2時間と決めていたので、2時間経った時点でエスキスの出来が70点程度でしたが、迷わず記述作成を始めました。
製図でも練習では迷いながら書いていた部分も、本試験では迷わず書くことで試験終了10分前に書き上げて見直し時間を作ることができました。
迷いを打ち消すことで、本試験では練習より早く書き上げることができると思います。
皆さんも本試験では、悩まず完成させることを最低条件に臨んでください!

一級建築士合格後の学科試験を一年ぶりに解いてみた(法規を除く)

一級建築士の学科試験の合格発表が発表されました。
合格基準点は97点と高かったものの、合格率は22.8%と前年と比べて4.5%上がっており例年と比べると易しい試験だったようです。

 

あわせて学科試験の問題が公表されたていたので、約1年ぶりに一級建築士試験の問題を解いてみました。
法令集はすでにメルカリで売り払ってしまっているので、法規を除く4科目を解きました。

 

まずは計画・・・1問目「ソシオペタル」名前は覚えているが意味を忘れた。が、他の3択の意味がわかったのでなんとか正解!
2問目、3問目なんとなくで正解!
4問目は2択まで絞り込んだものの「隙間なし天井」に惑わされて不正解。
5問目は正解したものの6〜9問まで連続不正解。

その後も初めて一級建築士試験を受けたかのような新鮮な気持ちになり、眠気をこらえながら問題を解いていった結果・・・。

 

計画・・・・・・12点
環境・設備・・・  9点
構造・・・・・・17点
施工・・・・・・  9点
合計・・・・・・47点

 

いや〜去年合格しておいてよかった!
合格後、中国に赴任して日本語、建築とは離れた生活をしていたとはいえ、こんなに忘れているとは思わなかった。
得意だった施工がここまで低い点数になることは想像つきませんでした。

 

今年、残念ながら学科不合格だった方達へ!
合格者でさえ一年間勉強しなければ、これだけ忘れます!
毎日5時起きで習慣にしていた勉強も、合格後はスッカリ勉強もしなくなり7時に起きる生活になりました。人間楽な方に流れることは簡単です。

今年受験した方は、今年勉強したことを忘れずに、今からまた勉強することをお勧めします。これから勉強すれば余裕で間に合います。
今年の試験問題の復習をしながら、来年に向けて課題を見つけて計画的に勉強していってください。

 

自分も一級建築士と恥ずかしくないよう、復習しながら勉強し直します!

一級建築士の勉強方法 〜製図試験の心構え〜

一級建築士の学科試験が終わり、製図試験の準備が始まっています。
各学校の試験総評を見ると今回の試験は易しい試験だったと言われています。
易しい理由は過去問の比率が高かったようなので、独学者もチャンスが高い試験だったんじゃないかと推測します。
各学校の合格推定点は、「総合資格学院98点前後」「日建学院96±1点」「TAC96点」とのことであり、自己採点が95点以上であれば迷わず製図の準備をするべきです!


すでに資格学校のコースが開講されているので、学校に通っている方が多いと思います。
ぼくも製図試験ではTACに通うことを選択しました。
「TAC」を選んだ理由は、単純に学費が安いからです。
個人的にはどこの学校に通っても結果は一緒で、学費とやる気は反比例すると考えています。
今年度各学校の費用を比較すると「TAC」であれば「総合資格学院」、「日建学院」の半額の費用で済みます。

 

・総合資格学院(費用47万円)
課題が充実している

・日建学院(費用45万円)

・TAC(費用22万円)

 

どこの学校も特長は様々ですが、「TAC」の特長は課題が少ないことではないでしょうか。
課題数は8種類のみで、基本的な課題を中心に面積や吹き抜けなど課題を少し変えた応用課題が+αある程度でした。
大学卒業以来、製図とは無縁だったたため、この課題数をじっくりとできたことは「よかった」です。
他社の課題を聞いていると、課題数が多すぎて課題を解くことだけで精一杯だったと思います。

 

最近の製図試験の傾向としては、従来のパターンとは変えてきている傾向があるので、各学校も対策をしていますが、ほぼ当たっていません。
最近の傾向だと用紙がA2になっていたり、地盤断面図の記載、防火区画(特定防火設備)、コンセプトルームなどが挙げられます。
最近の傾向の対策は必要ですが、今年も初出題の事例があると想定できるので、基本的に資格学校の課題だけを解いていれば大丈夫ということはありません。
そのため日頃課題だけでなく想像力を高めて対策を考えた方が良いです。

 

製図試験の心構えとしては、学科と異なり製図試験の合格率は約40%と高いので、大部分の受験生が選択するであろう図面を書くことが大切です。
少数派は一発不合格になる可能性はありますが、大多数が選んだもので一発不合格になることは、まずありません。

例えば昨年だと、ぼくはプールは2階に配置しました。これは受験前からプールの階指定がなければ2階に配置すると決めていました。
これは各階に配置する課題を解いた結果、2階に設置することがプランニング、断面図などで圧倒的に簡単になるからです。このことは大部分の受験生は理解していたので、TACの試験後の結果を見ても圧倒的に2階が多かったです。
結果としては1階でも3階でも合格している方はいたようですが、合格者の大部分は2階を選んでいたと思います。

 

試験中に悩むことがあったら、客観的にみて大多数が選ぶであろう選択をすることが大切です。