HAMALOG

2回目の中国赴任となった駐在員の生活情報や建築情報などを発信していきます。

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中国の不動産価格が下がらない理由① 〜李さんの話〜

中国の不動産価格は、1998年に住宅の改革開放がされてから、右肩上がりに伸びています。
ハマリンの住んでいた5〜6年前にも既にバブルと言われていましたが、そこからも今まで上海の家賃は2〜3倍近くなっており、住宅価格も上がり続けています。
2018年の上海の不動産価格は停滞しており、さらに2019年は景気が停滞しそうな気配を見せていますが、ハマリンが聞く限り中国人の誰もバブルが弾ける(不動産価格が下がる)と思っている人はいません。

 

そんな中国の不動産について、不動産を持っている李さん(仮名)、張さん(仮名)、王さん(仮名)、金さん(仮名)の四人に聞いてみました。

 

 

李さんの経歴

李さんの歳は55歳で、約30年前に日本に留学しています。

当時バブルだった日本では、仕事も多く、勉強よりも日夜バイトに励み毎月30万円程度は稼いでいました。
当時の中国の平均月収は300元(4,000円)程度だったそうで、日本でバイトをして、もの凄い貯金ができたので帰国後は、もう一生働かなくても大丈夫だと思ったそうです。
帰国後、李さんは広告代理店を起業して、現在は日系企業向けのカタログ、チラシを作成したり、中国で展示会の設計、運営などをされています。

 

李さんの不動産購入歴

李さんは、日本から帰国した後にマンションを十数万元(150〜250万円)で購入しました。
その後、子供の成長に合わせて2000年代にもう一軒マンションを購入しています。
初めに購入したマンションは、100万元(1,700万円)を超えたところで手放したそうですが、手放したマンションの現在の価格は300万元(5,000万円)を超えていると、悔しそうに話していました。
いまは住んでいるマンションと、ご両親が住んでいたマンションの2棟持っていて、自分が住んでいるマンションは500〜600万元(8,000〜10,000万円)の価値があるそうです。

 

李さんの考え

李さんは、中国の不動産価格は「絶対に下がらない」と考えています。
理由は、中国企業は儲かっても税金を払わないから、政府は不動産売買で税金を取っている。
だから不動産価格が下がると税収が落ちるので、政府は不動産価格が下がらないように調整してくるとの意見です。
また李さんは、「為替や株価もすべて政府が調整しているから、個人で投資しても儲からない。だけど、不動産は国営企業のデベロッパーが関係しているから下がることはない」と言います。
李さんは起業家ですから、国(税金)の力というのをものすごく感じているそうです。

 

まとめ

李さんは、日本の永住権も取得しており、留学中に日本に住むことも考えたそうです。
ただ現在は、上海に戻ってきて家を買って正解だったと言っています。
「日本で家を買ってもこんなに値段が上がることは無かった」と笑いながら話している姿が印象的でした。

中国は共産党の一党独裁政治なので、政府の力は強いです。
これは中国人みんなが理解しており、政府の考えについていければ儲かるというのが根底にある気がします。

バブルが弾けた日本では想像できませんが、10年近くバブルと言われながら発展してきた中国政府の力を、みんなで信じて中国経済を支えているのだと思います。