HAMALOG

2回目の中国赴任となった駐在員の生活情報や建築情報などを発信していきます。

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中国の不動産価格が下がらない理由④ 〜金さんの話〜

中国の不動産価格は、1998年に住宅の改革開放がされてから、右肩上がりに伸びています。
ハマリンの住んでいた5〜6年前にも既にバブルと言われていましたが、そこからも今まで上海の家賃は2〜3倍近くなっており、住宅価格も上がり続けています。
2018年の上海の不動産価格は停滞しており、さらに2019年は景気が停滞しそうな気配を見せていますが、ハマリンが聞く限り中国人の誰もバブルが弾ける(不動産価格が下がる)と思っている人はいません。

 

そんな中国の不動産について、不動産を持っている李さん(仮名)、張さん(仮名)、王さん(仮名)、金さん(仮名)の四人に聞いてみました。

最後の四人目は金さんです。

 

 

金さんの経歴

金さんの年齢は37歳、独身です。
大学時代に日本語を勉強して、現在は日系メーカーの営業として働いています。
結婚願望はあるものの出会いが見つからないため、長く独り身の生活を過ごしています。
最近は親戚がすべて成人したため、春節に紅包を渡さなくて済むとホッとしています。

 

金さんの不動産購入歴

金さんは2年前にマンションを30数万元(約6,000万円)で購入しています。
既に上海市内のマンションは高騰しているので、職場から1時間ほど離れた上海郊外の2LDKのマンションです。
金さんは独身で結婚の予定もありませんが、不動産の高騰で早く買わないともう買えなくなると思い、先にマンションを購入しました。
しかし、昨年は上海のマンション価格が若干下がり、現在は1割程度値段が下がってしまいました。

 

金さんの考え方

今回ご紹介した四人の中で唯一マンション価格が下がった金さんですが、生活のための購入だったので、特に下がったことを問題にしていません。
ただし、またいつか不動産価格が上がると考えています。
結婚するために「マンションを買わなければいけない」という風習が残っている中国では、独身男性にとって結婚の条件にマンション購入は絶対です。
金さんは、マンションを購入したので、あとは結婚相手をみつけることが最優先です。

 

まとめ

金さんのように未婚の男性は、結婚するために家を買うので大変です。
ただ日本と異なるのは、家を買うのに両親、祖父母(父方)、祖父母(母方)まで協力して購入することです。
ひとりっ子政策の影響で一人の子供に対して、六人の援助があるので給料に比べて高いマンションを購入することを可能にしています。

 

さいごに

今回で私が聞いた「中国の不動産価格が下がらない理由」は最後になります。
2019年の中国市場のGDP成長率の目標値は「6.0〜6.5%」の伸び率と前年6.6%よりも下回っていますが、まだ成長が続くことを予想しています。
アメリカとの貿易摩擦が問題となっていますが、大規模な減税、雇用対策を打ち出していく予定です。
これらの経済政策で、さらに不動産需要を活性化させ、不動産価格が維持されていく見込みとなります。


お話を聞いた四人以外にも中国人と不動産話をする機会がありますが、皆さん本当に楽しそうに話してもらえます。
不動産を持っている人も持っていない人も興味ある話題の一つになっています。
ぜひ皆さんも中国の人々と不動産について話をしてみてください。
日本人の考え方とまったく異なる意見を持っているので面白いですよ〜