HAMALOG

2回目の中国赴任となった駐在員の生活情報や建築情報などを発信していきます。

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【書評】スッキリ中国論 〜スジの日本、量の中国〜

活字大好きなハマリンは、春節の日本への帰国の際に何冊かの本や雑誌を購入してきました。

今回はその中の一冊をご紹介します。

 

ーー以下書評ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

6〜7年前と比べると中国の街は大きく発展しており、上海の人々も少し洗練された雰囲気を持つように感じます。

しかし仕事に関していうと6〜7年前と比べると業績は右肩下がりで苦戦を強いられています。

今回のハマリンの中国再赴任に当たって当初「また中国かと」、「またあの生活をするのか」と以前の環境をイメージしてきたものの、中国に赴任して1ヶ月経ち「あれ?あの頃と違うぞ」、「あれだけ売れていたものが、何で売れないの?」などと新鮮な気持ちと、戸惑う気持ちが入り乱れている状況でした。

この6〜7年間の状況を中国人スタッフや、赴任者に聞いてはみるものの理解できる部分、できない部分などあり、客観的な中国の現状を把握したいため、日本で中国に関する本を探してみました。

その中の一冊が「スッキリ中国論 スジの日本、量の中国」です。

 

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スッキリ中国論 スジの日本、量の中国

 

選んだ理由は、まず初版が2018年10月発行と新しいこと。そして著者がリクルート中国プロジェクト、ユニクロ中国事業など参画しており、ビジネスの内容について書いてあること。最後に装丁のデザインがシンプルだったジャケ買いです。

 

内容については、「はじめに」の冒頭に「別に、中国という国が好きでも嫌いでも、中国人が好きでも嫌いでも、それは個人の自由で、どちらでもかまわない。」と記載されている通り、日本(人)と中国(人)の内容については中立的に書かれており、どちらが良い、悪いについては言及せずに、中国人の判断基準や、行動原理を理解して判断することが大切であることが具体例などを記載して説明しています。

 

本屋にて中国関係の本を探していると、習近平など政治的な内容であったり、中国経済の破綻など中国のイメージを悪くするような題名(内容?)の本が多く見られます。そのような中でもこの「スッキリ中国論」は、日本、中国のお互いの良いところ、悪いところが中立的に記載されていて、気持ちよく読める本だと思います。

 

帯には中国で成功を収めているファーストリテイリングの柳井社長が「日本人と中国人の間には誤解が多い。お互いが相違点を理解し、一緒に仕事をすれば必ずWin・Winの関係になれる。本書はそのためにとても役立つ」と書かれています。

中国で仕事をしていると「中国人は…」であったり、「日本人は…」と言ったセリフをよく耳にしたり、話す機会が増えていると思います。ただその意味が一方的にきめつけるのではなく、お互いの良い部分、悪い部分を理解しながら仕事をしていくことでWin・Winな関係を作り上げていくということが重要であると思います。

 

この本を読んでから中国人、そして日本人と話していても本書に記載されているようなケースは多く、「スジの日本、量の中国」を事前に理解をすることで、頭を整理して物事を考えることができるようになり、仕事の話が円滑にできるようになったと思います。

 

この本は、中国赴任経験が浅い方の場合、中国(人)の考え方を早いうちに理解でき、余計な悩みやストレスを減らすことに役立つと思います。また赴任経験が長い方でも改めて中国(人)、そして日本(人)についても、新たな気づきを見つけられることができると思います。 

 

〈本の詳細〉

題 名:スッキリ中国論 スジの日本、量の中国
著 者:田中信彦
出版社:日経BP社
価 格:本体1,500円+税